LJL シーズン2も終盤。
先日のダブルヘッダーで全日程の8試合を終え、まだ2試合を残して
プレイオフへ進出するチームが決定。
早くも結果が決まったのは、チーム同士の状況の差が
明確に現れた結果のようにも見える。
そんな各チームの状態などをまとめてみた。
間違っている部分はあるだろうが、一視聴者の勝手な印象として捉えて欲しい。
(現在のランキング順に書いていきます)
■Ozone Rampage
7勝1敗で首位。最近、チームとしてなかなか大きな結果が出せずにいたが
今シーズンのチーム増強によって一気に息を吹き返した。
集団戦に重きを置いた構成を好み、以前はよく試合中盤に
Meron選手に十分なファームを与え、他の選手で時間を稼ぎ、
終盤にかけての集団戦で一気に試合を決める動きがよく見られた。
今でもこの動きはチームの「軸となる戦術」として行われているが、
今期、JGとSupの選手を変更したことで、序盤から中盤にかなり動きが出てくるようになった。
集団戦の動きは実に多彩。Carry達を守る動きをすることもあれば、
相手後衛に一気に飛び込み殲滅を計る動きなど、「集団戦中心」を軸にしながらも
その中身は様々な動きが可能なため、相手としては対応が難しいように見えた。
集団戦の動きのレベルがかなり高いため、試合の動画で選手一人一人の動きを把握するため
5回見直していくと非常に面白い。
終盤の強さを発揮させないように序盤にリードを取っても、
しっかり終盤で巻き返してくるため、非常に隙がない。
そもそも、序盤にリードを取らせないような戦術をしっかりとってくるので、
終盤の集団戦まで持ち込むことができているようにも見えた。
他のチームはこれをどう崩してくるのか。
4試合目に黒星
TOP AMUSE4
1 Hecarim
2 Gnar
3 Maokai
4 Gnar
5 Hecarim
6 Gnar
7 Hecarim
8 Nautilus
Jungle D0ad
1 LeeSin
2 Rengar
3 RekSai
4 Gragas
5 RekSai
6 RekSai
7 RekSai
8 Ekko
Mid tei
1 Ziggs
2 Cassiopeia
3 Orianna
4 Cassiopeia
5 Viktor
6 Viktor
7 Lulu
8 Orianna
ADC Meron
1 Corki
2 Corki
3 Kalista
4 Corki
5 Sivir
6 Lucian
7 Sivir
8 Sivir
Support D4ra
1 Braum
2 Nami
3 Thresh
4 Alistar
5 Annie
6 Alistar
7 Janna
8 Bard
TopのAMUSE4選手は防御面に優れ、後衛に飛び込めるチャンプを、
Midのtei選手はAoEダメージを出せるチャンプを多くピックしていることからも
集団戦を見据えたピックだと見れる。
また、現時点でADCのMeron選手はKDAトップであり、Death数が異常に少ない。
Meron選手の個人スキルもあるが、チーム単位で集団戦に勝つ方法を確立させた結果が、
このように表れているとも見ることができるだろう。
■DetonatioN FM
6勝2敗で2位。シーズン1の覇者。
昨年も総合優勝しており、見ての通り実力のあるチーム。
今期で、JGとSupの選手を変更し、チームの動きが変わったが、
強さはそのまま維持しており、その結果が順位に出てきているといった印象。
Ozone Rampageと同じくこのチームも、Carry陣を主体に試合を動かすのだが、
軸となる戦略を定めている様子はなく、様々な戦略を使ってくる。
ただ、多くは個々の技量でレーン戦から試合の主導権を握り、
そのリードを使って各場面を乗り切って勝利を掴むような戦術を使うチームという印象だ。
そのためか、試合終盤に主導権を手放してしまうことが見られるため、
序盤のリードを大きく広げるのか、終盤を強化してくるのか。
「綻び」ともいえる要素をどう修正してくるのかが楽しみである。
2戦目と5戦目の黒星
TOP BonziN
1 Shyvana
2 Maokai
3 Rumble
4 Hecarim
5 Fizz
6 Gnar
7 Maokai
8 Maokai
Jungle Rokenia
1 Gragas
2 Gragas
3 Sejuani
4 Nidalee
5 Nidalee
6 RekSai
7 Gragas
8 RekSai
Mid Ceros
1 Azir
2 Azir
3 Corki
4 Cassiopeia
5 Ahri
6 Karma
7 Viktor
8 Viktor
ADC Yutapon
1 Urgot
2 KogMaw
3 Varus
4 Urgot
5 Vayne
6 Jinx
7 Urgot
8 Vayne
Support Hwang
1 Alistar
2 Alistar
Support KazuXD
3 Janna
4 Thresh
5 Thresh
6 Alistar
7 Janna
8 Janna
pickされるチャンプが非常に多彩であることからも、戦略幅の広さが見れるだろう。
ただ、試合の所々で危なっかしい部分もあり、戦略の数はあっても実力が発揮できるのは
一部に限られているように捉えることもできる。
自信を持って使える戦略が増えてくれば、「戦略幅の広さ」を持って、
各チームに対応していけるため、手強いチームになるだろうが、
逆を言えば「器用貧乏」にもなりかねない。
果たしてどのように変化していくのか。
■Immortaks 7th heaven
6勝2敗1ペナルティで3位。
新規参戦から一気に上位チームへと駆け上ったチーム。
このチームも他の上位チームと同様に選手を変更している。
個人技を主体として戦うチームで、
JGが絡まないソロキルを発生させることが非常に多い。
試合全体を通して、非常に勢いのある動きが多く、
「前のめり」な動きで相手を圧倒させていく。
どちらかというとFMに近いように見えるが、中盤以降は
集団戦を主体として試合を進めるため、Rampageに近いともいえる。
首位であるOzone Rampageに、唯一土をつけさせているチームであり、
昨年と同様、台風の目となるか。
1試合6
TOP Evi
1 Maokai
2 Vladimir
3 Maokai
4 Ryze
5 Hecarim
6 Hecarim
7 Hecarim
8 Ryze
Jungle SSuN
1 RekSai
2 RekSai
3 RekSai
4 Sejuani
5 RekSai
6 LeeSin
7 Gragas
8 LeeSin
Mid Alvingo
1 Cassiopeia
2 Azir
3 Lulu
4 Lulu
5 Viktor
6 Viktor
7 Lulu
8 Lulu
ADC Mueki
1 Sivir
2 Sivir
3 Sivir
4 Sivir
5 Corki
6 Sivir
7 Vayne
8 Sivir
Support Clockdayy
1 Nautilus
2 Alistar
3 Nautilus
4 Nautilus
5 Nautilus
6 Nautilus
7 Nautilus
8 Nautilus
P/Bにも左右されていると思うが、ここまでチャンプが偏っているのは珍しい。
個々のチャンピオンプールが狭いということも聞かないので、
チーム単位の動きの練度を高めていおり、自信のある構成で戦っているのだろう。
ここまで偏ってくると、相手チームにいくつかのチャンプを
封じられてもおかしくないのだが、そうなったときにどのような構成にするのか
非常に楽しみである。
■RabbitFaive
3勝5敗で4位。
今期、JGに追加加入とSupを変更。
DetonatioNの傘下から外れて体制も変えてどうなるか注目だったチーム。
終始、手堅い行動を好む印象があり、集団戦主体で戦うイメージ。
突出した部分があまり見えないが、個々のスキルは高く、
チームとしてどうまとまっていくかに期待がかかる。
TOP YutoriMoyashi
1 Gnar
2 Gnar
3 Ryze
4 Lulu
5 Hecarim
6 Hecarim
7 Gnar
8 Gnar
Jungle Rainbrain
1 Sejuani
2 RekSai
3 LeeSin
4 RekSai
5 Gragas
6 Gragas
7 RekSai
8 Evelynn
Mid Estelim
1 Cassiopeia
Mid Shinmori
2 Cassiopeia
3 Chogath
4 Cassiopeia
5 Syndra
6 Orianna
7 Syndra
8 Cassiopeia
ADC Zerost
1 Sivir
ADC Estelim
2 Lucian
3 Kalista
4 Sivir
5 Vayne
6 Sivir
7 Corki
8 Lucian
Support Awaker
1 Alistar
2 Janna
3 Thresh
4 Alistar
5 Morgana
6 Nautilus
7 Annie
8 Alistar
昨シーズン、プレイオフ決勝までいったチームだけあり、
個々のスキルは高いのだろうが、戦略面ではあと一歩という印象。
特に、今シーズンはroleチェンジなどでチームとしての新要素が増えたことに対して、
「自チーム」が対応できず、戦略の核となる動きが定まっていないように見えた。
結果も出しているチームだけに、どう化けるか楽しみである。
■CROOZ Rascal Jaster
2勝6敗1ペナルティで5位。
昨シーズンから迷走しており、なかなか抜け出せない印象。
今シーズン、roleをある程度戻し、JGにも新戦力を加入して挑んだ。
ちなみに、チーム名にスポンサーがついているがプロチームではなく
実業団チームで、普段の仕事と兼業している。
基本は、ADCを守り、集団戦のダメージを稼いで勝っていく戦術を得意とするチーム。
昨シーズンから、レーンから試合を動かせる機会を増やそうとしたのか、
多少、集団戦主体の構成を崩し、ピックアップ構成に寄せるときも見られた。
聞くところによると、チームとしての練習がなかなか出来てないとのこと。
他チームが次々とプロ化し、専業ゲーマーが増えたことで、
時間的な差がついてしまった様子。
TOP cogcog1
1 Gnar
2 Maokai
3 Gnar
4 Rumble
5 Rumble
6 Irelia
7 Rumble
8 Shen
Jungle Hiroki
1 Sejuani
2 Sejuani
3 RekSai
4 Gragas
Jungle Inu
5 Nunu
6 Gragas
7 Evelynn
8 Sejuani
Mid apaMEN
1 Cassiopeia
2 KogMaw
3 Irelia
4 Varus
5 Varus
6 Orianna
7 Twistedfate
8 Azir
ADC Rkp1
1 Kalista
2 Urgot
3 Sivir
4 Ashe
5 Lucian
6 Kalista
7 Kalista
8 Sivir
Support Lille1
1 Nautilus
2 Nautilus
3 Braum
4 Kennen
5 Lulu
6 Alistar
7 Alistar
8 Nautilus
Midにpoke要素を含めたり、Assassin要素を含めたりと試行錯誤している様子。
ただ、動きを見ているとCarryを守っての集団戦をしようとしている感じに見える。
また、せっかくの有利を簡単に手放してしまうことも見られるため、
色々な部分でズレが生じてしまっているようだ。
現在、ApeX戦しか勝ち星を拾えてないため、
どうチームの方向性を定め、チーム全体がそれに対して動けるか。
基礎の立て直しがしっかり出来てくるかが課題になるだろう。
■ApeX R Gaming
0勝8敗の6位。今シーズン、入れ替え戦による参入チーム。
プロチームではないものの、アナリストが居るなどチームの最低限の体制は揃っており、
勝ち星はないものの、成長に期待したいチームだ。
結成してまだ1年も経つか経たないかぐらいの新生チームで、
戦略面なども定まって折らず、他チームに圧倒されているのが現状。
LJL本戦で、他チームから色々なものを吸収しチームとして成長しているかどうか。
入れ替え戦で試されることになるだろう。
TOP AyasK
1 Maokai
2 Irelia
3 Shyvana
4 RekSai
TOP Lilly
5 Gnar
6 Gnar
7 Maokai
8 Vladimir
Jungle Ai
1 Evelynn
2 Sejuani
3 Gragas
4 LeeSin
5 RekSai
6 RekSai
7 Sejuani
8 RekSai
Mid Utautai
1 Viktor
2 Ziggs
Mid Ars
3 Cassiopeia
4 Orianna
Mid Henrietta
5 Ahri
6 Azir
7 Azir
8 Ahri
ADC H1RoN
1 Lucian
2 Graves
3 Sivir
4 Lucian
5 Sivir
6 Vayne
7 Sivir
8 Graves
Support Lilly
1 Thresh
2 Leona
3 Janna
4 Nautilus
Support AyasK
5 Alistar
6 Nautilus
7 Janna
8 Alistar
roleチェンジなど色々と試しているのがうかがえる。
この強豪の中にもまれてきて、どう成長していくのか。
現状、どれぐらいのレベルなのかを是非別の機会に試してほしいところ。
■
今シーズンは外国人選手が加わっての初シーズンとなり、
アナリストやコーチの体制を整えるなど、
複数のチームが「プロ」としての体制を整えた最初のシーズンとも言える。
チームとしての色を持ち、戦術、戦略を定めているかどうか、
そしてそれをしっかりと実行出来るかなど、「勝つための要素」が
高いレベルになってきており、これらを持っているかどうかが重要になっている。
残り2試合。プレイオフ進出を決めた上位3チームは、
プレイオフのシード権をかけて順位を争うことになるし、
残念ながら入れ替え戦の危機に立たされた残り3チームは、1つでも多くの勝ちを取りに行く必要がある。
各チームがそれぞれの目標にむけてどう変化するか、見逃せない状況が続くだろう。